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中国高速鉄道の事故について個人的見解 [旅行・観光・鉄道・バス]

中国で高速鉄道で追突事故を起こし車両の一部が高架橋から落ちて多数の死傷者をだしました。

この事故を見ていると、高速鉄道だから起きた事故というよりも鉄道運行にかかわる基礎的な技術が確立されていないために起きた事故と見た方が正しいような気がします。

日本の新幹線技術は、在来線の改良を通して基礎的な技術を習得していきました。確かに新幹線のような高速鉄道においては高速という特殊な環境における新しい技術の開発も必要となります。しかし基礎的な技術が鉄道に携わる人々すべてが習得していないと鉄道を安全に運行すること事態無理が生じる惧れがあります。

残念ながら中国の鉄道を見ている限りにおいては、基礎的な鉄道技術が全体として確立されていないように思われます。高速鉄道以外でも重大な事故が多発していることでもそのことが推測されます。多分記事にならないような準大事故も多発しているのではないでしょうか。

今回の事故で、中国における基礎的な技術がまだ確立されていないことが証明されたことになると思います。落雷で事故が起きたという発表は、自らそれを認めたようなものです。なぜなら落雷は常に起きるのですから。

今回の事故が、発表されている死傷者数ですんでいるのは追突した後続列車の速度がそんなに速くなかったからだと思われます。もし本当に高速で走行していたならば多分死傷者数は千人を超えていたかもしれません。

古い確立された技術でも解決できない問題を新しい技術によって解決できる場合があります。日本の場合、新幹線で培われた技術が在来線にも応用されるようになってからは速度のアップ、乗り心地の改善、省エネの向上、安全性が向上しました。

もっともそんな日本でも重大な事故は起きますが。

中国の鉄道で必要なのは基礎的技術の確立とそれに携わる人々の育成が早急に求められると思います。あまりに急速に拡大し続ける鉄道網に人も技術も追いついていないのが現状だと思います。

とにかく言えることは、中国ではどんな鉄道に乗ったとしても事故に遭う確率は、日本よりもかなり大きくなっていると思って乗るべきでしょう。もっとも事故を想定して旅行保険に入ろうとすると、
「中国で鉄道に乗る予定」
と言ったとたん保険料がアップするかもしれませんね。
そんなことないか?


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