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ギリシャ政府が日本のサラ金に借金を申し込む日? [出鱈目経済学]

サラ金規制法が成立したことはまだ記憶に新しいと思いますが、個人的にはこの法案、あまりよくない法律の一つだと思っています。

一番の問題点は、利息の上限を15%に固定したことです。経済学の理論上、20%越えはありうるのにそれを無視して成立させたところに大きな問題があります。例えばインフレで物価が年率5%上がったとすると短期金利(銀行の普通預金の利息)もそれに合わせて上がることになります。そうなると銀行の貸出金利も上がることになり、利息の上限の決まっているサラ金は収支が圧迫され破綻することになります。現在のデフレの状態ではこのサラ金規制法は成り立ちますが、何らかの理由でインフレになったとたんこの法律は成り立たなくなってしまいます。そうなった場合、多分ヤミ金の黄金時代を迎えることになるかもしれません。
仮に銀行が貸出金利を抑えようとすると普通預金の金利を恣意的に下げる必要性がでてくるので、年金で生活している人にとっては、実質的に年金の引き下げを意味することになります。

さて、話はかわりますが、ギリシャの財政危機がいよいよ本格的に危なくなてきました。本当に危ないかどうかはさておき、国債の2年債の利回りが50%前後まで跳ね上がってしまいました。市場参加者の不安心理がこのような結果を招いていると思われます。

そこでひとつギリシャ政府に提案。

ギリシャ政府が、日本のサラ金で借金します。利息制限で15%で借りることができますから、仮に2年間借りたとしても市場で資金を調達するより6割も安い費用で資金を調達することができます。保証人はもちろんEUの中央銀行と日本政府です。
調達した円で欧ユーロもしくは米ドルを買えば円高により市場で調達するよりも多くの欧ユーロ、米ドルを調達できるかもしれません。おまけに日本にとっては欧ユーロ、米ドル高を期待することができるようになります。日本の輸出企業にとっても大きなメリットになるかもしれません。

さて馬鹿げた話はこれくらいで終わりましょうかねえ・・・・・・


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