ヴィヴァルディのオペラのための序曲集 [バロック音楽]
上記のCDはヴィヴァルディのオペラのための序曲を録音したものです。
曲目は下記の通りです。
忠実なニンフ
・ポントの女王アルシルダ
・ジュスティーノ
・バヤゼット
・オリンピアーデ
・祝されたセーナ
・グリセルダ
・テウッツォーネ
・館のオットーネ
・ファルナーチェ
・ダリウスの戴冠
・エジプト戦場のアルミーダ
・テンペのドリッラ より
ここに収録されている曲を聞くと聞いたことあるフレーズが登場します。
例えば冒頭の「忠実なニンフ」序曲は、後にヴァイオリンと弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲「海の嵐」に受け継がれますし、一番最後に収められている「テンペのドリッラ」より第3楽章は、ヴィヴァルディの代表作と言っても過言ではない作品8の第1番「春」の第1楽章の冒頭と同じメロディが使われています。多分オペラの序曲が先にあって後に四季に使われたのだろうと私は思っています。
上記の2曲以外にも、他の協奏曲等に編曲された序曲も私の分かる限りあと2曲あります。
ヴィヴァルディにとってオペラは重要な作品だったのでしょう。序曲から色々な楽曲への転用によってもそのことがわかると思います。
演奏の方は、はっきり言ってにぎやかです。冒頭の「忠実なニンフ」では金管楽器(ホルン)が活発に演奏しているので特にそう思います。
普段めったに聞くことのないヴィヴァルディの音楽かもしれません。
尚、トラック5の1分30秒過ぎ辺りに、製造過程で混入したと思われるポップノイズがあります。たまたま私の買ったCDだけなのかロット全部に混入しているかは現時点ではわかりません。
以上の点のみ御注意ください。
コメント 0