SSブログ

財務省次官のついた嘘 [くらし]

財務省の次官が、月刊誌に記事を寄稿したことが、ついちょっと前話題になっていました。

個人的には、その記事を読んでいないのですが、おおまかな冊子は尽きます。

多分何らかの行動を起こすだろうと思っていたので、別に驚きはしませんでした。

この件に関して言えば、伏線があったからです。

菅前首相が、補正予算を選挙後にまとめると言ったことが、この次官の記事投稿に繋がっているのです。

財務省が、補正予算の主導権を握るのを、菅前首相が阻止したからです。多分、菅前首相は、財務省に不信感を持っていたような気がします。だから政府主導で補正予算を組む狙いだったと思います。実際与野党の公約を見ると国債発行で予算の財源を確保するとしてるからです。

では何が次官が気に食わないかと言うと、国債の発行が嫌なのではなく、財務省としての影響力行使が低下するのが嫌なためです。バラマキに反対するのは財務省としての影響力を発揮できないからです。

確か菅さんが総理に就任した時、再度の給付金の話が出ていましたが、実現しませんでした。財務省が貯蓄に回ると言って反対したとか。

でもそれは嘘で、実際は、一人10万円の給付金は、呼び水となって消費が大きく動きました。実際2020年の法人税は、過去最高金額になりました。当然、消費税の税額も大きく増えたことでしょう。実は、計算によると給付金の何割かは国が回収済みだそうです。(約7割回収済みという話もあるそうです)

話は、外れますが、たぶん東京都の法人税も大幅に伸びているはずです。東京に本社を置いている企業が多いからです。ちなみに東京都の純資産は、約30兆円あります。すべて現金ではありませんが、仮に2割が現金だとすると6兆円の現金を持っていることになります。数字を見ると、東京都は、自分とこの財源だけでコロナ対策が容易にできたはずですが。もっとも都知事や都の議員たちが、都の資産を把握していればの話ですが。たぶん把握していないでしょう。

話を戻しますが、たぶん補正予算が組まれたとしても、財務省の抵抗が考えられます。選挙公約を言った以上実行するのが議員の務めですので、案外すんなりととおるかもしれません。

財務省には投資という考えがないのかもしれません。「教育は投資だ」と多くの評論家が言っていますが聞く耳を財務省は持っていないようです。教育だけでなく研究開発や技術開発なども投資の対象になると多くの評論家も言っています。将来税金という形でリターンが期待できるからです。もっとも財務省はいい返事をしないでしょう。なぜならこれらの投資は財務省の権威が及ばないからです。

「失われた30年」と言われていますが、案外財務省のせいかもしれませんね。

次官は、記事で、バランスシートの負債の分についてのみ書いていたそうです。約1500兆円の負債があると。でも実際は同額の資産のあるので、バランスシート上ではトントンの数字になっています。よく為替で円高になると「円は安全資産」と言われているのはこのためです。外国人たちは日本のバランスシートを知っているからです。

財務省の考えでは、負債は国民のもの、資産は、財務省のものとなっているような気がしますが。

どうなんでしょうね。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。