10兆円 [出鱈目経済学]
この話はテレビの受け売りの話です。もっとも私はそのテレビ番組を見ていませんが姉から聞いた話です。
10兆円とは、日本が1年間に廃棄した食料品の総額です。姉に言わせると家庭での廃棄金額は含まれてはいないようです。
比較例としてアメリカが出ていたそうですが、アメリカではその総額は4兆円にしか過ぎないそうです。
これを国民一人当たりに換算すると日本人一人当たり年間7万7千円の食品を廃棄している勘定になります。それに比べるとアメリカ人一人当たりでは年間1万3千円ほどしか食品を廃棄していないことになります。実に日本人はアメリカ人5.7倍の食品を廃棄していることになります。
前に自身のブログ(豊かな食生活について)の内容を数字的に証明してくれたことになります。これだけ高額になると食品偽装事件が多発するのも肯ける様な気がします。
10兆円という金額は、GDPのおよそ2%にあたります。国の一般税収の20%から25%にあたる金額になります。そういえばどっかの政党が無駄をなくして見つけてくると言った金額と同じでもありますね。
前にも書きましたが日本人の食生活は、これだけの無駄によって支えられています。はたして世界の国々がこの事実を知ったならばミシュランガイドも色褪せてしまうかも知れませんね。
せめてアメリカ人並みの一人当たり年間1万3千円くらいの廃棄金額に収まれば年間8兆円もの食品の廃棄を抑えることができます。言い換えればその分だけGDPを押し上げる力があると言っていいかもしれませんね。
ちなみに日本が輸入している食料品の1年間の総額は50兆円だそうです。
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