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円安にするひとつの方法・・・・・・・・出鱈目経済学 [出鱈目経済学]

現在かなりの円高が進んでいます。だいたい1ドル84円近辺(9月10日現在)をうろうろとしているようです。本来ならアメリカ株が大幅に上昇すると円安に向くのですが、どうも中々そうはならないようです。

ネットでいくつかの記事を見たのですが、その中に円高の原因のひとつに日本の銀行が大量のアメリカ国債を買ったために日米の金利差がなくなり安全資産と思われている円に資金がシフトしたために今回のような円高がおきたというものです。単純に考えれば日米の金利差がなくなるとアメリカ国債は安全資産ではないから円を買うと言うことになるのかもしれません。
ギリシャ危機は、国債の発行金額は、GDPと比べるとそんなに高くないのですが、その8割以上を外国人が所有していたためにおきたと言われています。アメリカ国債も同じようなものでたまたま日本と中国が大量のアメリカ国債を保有しているがためにまだ安心資産と見られているようです。
日本の国債ではこんなことはおきないと思うのはやはり間違いだと思います。確かに日本の国債は、その約95%が日本人が持っており、ほとんどの国債を国内だけで消化できるので安全資産だと思われていますが、日本人が日本の国債を持っているから安心だと言っても売却しないとはかぎりません。経済政策によっては日本人が持っている国債も大量に市場に出ないとはかぎりません。もしそうなれば日本の国債の値打ちが下がり長期金利が上がるかもしれません。

私が考えた円高解消法のひとつとしてアメリカ国債の売却があります。
と言って日本(国、民間すべてあわせて)が持っているアメリカ国債をすべて売却するのではなく(もしそんなことしたらアメリカ連邦政府が破綻する可能性もでてくるので)、今年に入って先に述べましたが民間部門でアメリカ国債の保有率を高めているのであれば、その増えた分だけ国が持っているアメリカ国債を売却すればいいだけの話です。要は日本とアメリカの金利差の縮小が円高になっているのであれば、若干アメリカ国債を売却することによってアメリカの長期金利を少しだけわざとあげて円に向かっている資金の流れを緩めようと言うものです。しかしこれにはリスクが伴います。それは早期売却によって国に評価損が発生することです。(民主党政権にとっては許されない行為になるかもしれませんが)しかし下手に外為に介入するよりも効果があるかもしれません。市場を見る限り、今ならまだユーロよりドルの方が信用度が高いから案外効果的な円安効果になるかもしれません。外為に介入する時とは違い、別にアメリカ国債を売ったとアナウンスする必要もいりませんから。(アメリカ国債を買ったというアナウンスもありませんでした。)

これで1ドル90円前後まで円安になるかも・・・・・・・??????


タグ:国債 円高
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