SSブログ

アメリカ国債が紙切れになる日 [出鱈目経済学]

去年の早い時期から言われていた話ですが、欧州各国の財政問題よりもアメリカの財政問題の方が本当は深刻なのにあえてそこから目をそらしているのか市場の反応にイマイチなのには不思議な気がします。

アメリカでは、国債発行残高の上限が法律によって決められています。その上限が試算上2011年年内に到達する見込みになったそうです。元々最初にも言いましたが、去年からこのことが懸念されており、早急法律を改正して上限を引き上げる必要があります。

ところがオバマ大統領はじめとするアメリカ政府の対応があまり進んでいないのが実情なようです。理由は先の中間選挙で歴史的な大敗を期したからです。つまり議会の協力を得られなければ法改正が難しい状態になっているからです。

もしこのままで法の定める上限に達した場合には新発国債の発行ができなくなります。それだけならばいいのですが発行済みの国債の償還日に償還できなくなる可能性が高くなってきています。つまり償還日に償還できなければその時点でアメリカ国債は紙切れ同然の状態になってしまうわけです。

話によると、日本も同じですが国債の借り換え(新発国債を発行して発行済み国債を償還すると意味で)で乗り切ることができなくなるからです。いわゆる国家による自転車操業と言ってもいいかもしれませんね。

アメリカ国債も欧州各国と同じように外国人が多く持っていますがその中でも特に日本政府と中国政府が大量の国債を保有しています。貿易等の黒字でため込んだドルでアメリカ国債を大量に買っているからです。もし仮に償還停止の事態が起これば日本も中国も一気に外貨準備高が減ることになります。

さてもしそうなったならば世界はどうなるのか・・・・・・。

私にはわかりませんが。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。