氷河期はじまる?_2 プロセス [雑感]
氷河期は、どのようにして始まるのか?
NHKEテレで放送していたのを参考に私なりの解釈を加えて考えてみました。正しいかどうかはわかりませんが。
氷河期の始まりは、太陽の活動の変化からはじまります。
11年周期で太陽の活動は活発になります。活動が活発になると黒点の数が増えるのですが今回(2013年から14年にかけて)の活動期では黒点の数がまったく増えていません。つまり太陽の活動が低い状態が続いています。早い話、11年周期説が覆された状態になってしまったのです。
この間、「いいとも!」で広島大学の准教授が、「太陽の活動が弱って放出される熱量が減るのが原因」という趣旨の発言をしていましたが私も以前同じことを考えていました。しかし残念ながらこの説は、観測衛星のデータから完全に否定されてしまいました。つまり太陽の活動が弱っても放出される光の量はまったく変化がありませんでした。
ということは、「太陽の放出する熱量に変化がなければ氷河期はこない。」ということになりそうですが、実は原因は放出する光や熱ではなく、黒点の減少が氷河期を招くというのです。
結論から言うと、黒点の数が減ると、地球の両極周辺地域の雲の量が増大するというものです。
太陽は、地球と同じように磁場をを持っています。それもとてつもなく超巨大なな磁場を持っています。黒点はその磁場の吹き出し口にあたります。黒点からは常に強力な磁力線が放出されています。つまり黒点の数が減るということは太陽の磁場が弱くなっていることを示しています。おまけに黒点のある位置を詳しく見てみると一方の半球(北半球南半球忘れましたが)に黒点が集まっており反対側の半球にはほとんど黒点がない状態になっています。
じつを言うと太陽の磁場は、外宇宙からやってくる有害な宇宙線を太陽系内に入り込まないようにする働きがあります。
つまり太陽の活動が弱まると太陽系内に外宇宙から有害な宇宙線が入り込んでくることになります。
太陽風は地球の磁場につかまって両極でオーロラを発生させますが、有害な宇宙線も同じように地球の磁場につかまるとオーロラの代わりに雲を発生させるというのです。
雲の量が増えるほど地表に届く太陽の光の量が減ることになります。これが氷河期の始まる最初だというのです。そして両極周辺の温度が下がり始めるとそれが段々と赤道のほうに向かって広がっていくことになります。
赤道周辺では、あまり雲が発生しないので温度が下がることはないでしょう。しかしこれがとんでもない気象を生むことになるかもしれません。気象現象は温度差によっておきます。もし両極と赤道付近の気温差が100度を超える事態になったとしたらとてつもない気象現象が起こるかもしれません。あくまでも想像ですが。
太陽の活動が元に戻るまで地球の気温も元に戻ることはないでしょう。そしてその期間が氷河期ということになります。
前回も書きましたが、今のところ氷河期が始まる証拠はまだ発見されていません。しかし外宇宙から入り込んでくる宇宙線などが観測され始めたりすればそれが証拠になるかもしれません。
前回も書きましたが、氷河期は地球だけの現象ではなく、宇宙規模の現象の結果起きると書きました。上記を読んでいただいて少しでもそれを感じ取っていただければと思います。
でも、やっぱり寒いのはイヤ!
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