地震とブロック塀 [雑感]
昨日(11月22日)午後10時頃、長野県北部で震度6弱の地震がありました。
テレビでブロック塀が倒れていますとアナウンスし倒れたブロック塀を映していましたが、見ると案の定鉄筋が使われていませんでした。いわゆるブロックをセメント付けして積み上げているだけの塀になっていました。
ブロックで塀を築く場合、鉄筋を使うことが確か法律で決まっていたと思います。昔、地震でブロック塀が多く倒壊したことがあり、調査の結果、倒壊したブロック塀のほとんどが鉄筋を使わないで単にブロックを積み上げただけの構造でした。
ブロック塀が倒壊すると、人が怪我するだけでなく最悪の場合死亡するケースが考えられます。おまけに倒れたブロックが道路の障害物となって地震後の救援活動に支障をきたす恐れも十分にあります。
法律施行以前に建てられたものもあれば、施行後、日曜大工的に個人が鉄筋を使わずして積み上げた物もあるかもしれません、しかし、一度事故が起これば、たとえそれが大きな地震によるものだとしても責任を追及されることは必至だと思われます。
道路を歩いている、若しくは自転車等で走行している場合、歩いている人、あるいは自転車等で走行している人は、どのブロック塀が鉄筋が入っているのか入っていないのか見た目だけではわかりません。もし地震が来た時、ブロック塀に地震の揺れから体を守ろうとしてブロック塀に寄り掛かった時、寄り掛かったブロック塀が倒れて・・・。
一軒家やあるいはマンション、工場などの持ち主の方は、自分の敷地を囲むブロック塀が必ず鉄筋を使った耐震構造の塀であるか確認することをお勧めします。でないと同じ事を言いますが、たとえブロック塀の倒壊が地震によるものでもその責任を追及されることだけは間違いないと思います。
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