中国、バブル崩壊の兆し・・・ [出鱈目経済学]
昨日、一部の報道によると上海の不動産の下落が始まったのではないかという報道がありました。
ひどいところでは、一週間で10パーセントも不動産の値段が下がったとかで、高値で買った人たちが不動産会社に値下げ販売をしないよう抗議したという昔日本でもあったような話が載っていました。
真偽のほどはわかりませんが、新車販売等に陰りが見られるようになったとか話が出てきているので注意すべき時期に来ているのではないかと思われます。
中国では、新幹線の事故が原因で、鉄道省が日本円で換算すると一兆円以上の鉄道建設費用を支払えない状態に陥っているようです。当然建設会社をはじめそこで働く人たちの給与に影響がではじめているようです。ところが政府と鉄道省の対立が激化している現在解決の糸口は当分の間見つけられそうにないのが現実のようです。
輸出に関しても、ヨーロッパ危機が表面化して以来、ヨーロッパ向け輸出が低調になってきているようです。
中国というとアメリカ向け輸出が、日本でも話題になりますが、裏覚えで申し訳ないのですが、ヨーロッパ向け輸出は、全体の4割程度占めていたと記憶しているのでその影響はかなりのものだと思います。
中国国内の投資家たちが、危機感によって投資から現金所有に風向きを変え始めたのならば外国人投資家たちも同じ風向きなる可能性が出てくるかもしれません。
もしそうなれば本当にバブルがはじけるかもしれません。
しかし問題なのはそれだけでありません。
もし日本や欧米なら損切り覚悟で売買できるでしょうが、中国では下手すると政府が売買を制限する可能性があると思います。そうなると不動産が現金化できなくなり、下手すると外国人投資家はすべてを失うことになるかもしれません。
右肩上がりの場合はよくても右肩下がりになると一気に損失が膨らむ可能性があると思います。
もしそうなるのを避けたいのならば、バブルがはじける小さな兆候を見つけたならば早めに手仕舞いして資金を引き揚げるのが損を膨らませず済ます方法なると思います。
とにかく中国は一党独裁、動きは日本よりも早いですからその速さよりも早く手を打つことが肝要だと思います。
もっともあくまでこれは私個人の意見ですが。
コメント 0