キングソフト、マイクロソフトのサービスを妨害 [パソコン]
マイクロソフトとキングソフト、これからこの2社がもめることになるかもしれません。
それはキングソフトが、KDriveというサービスを始めたことに起因しています。
KDriveは、いわゆるインターネット上ファイルを保存できるサービスです。2Gまで無料それ以上が有料になるサービスです。
特徴としては、ローカルドライブと同じ扱いになるので、インターネットに接続された環境下のパソコンであれば使用ソフトに関係なくファイルをローカルドライブと同じように保存できます。同期もほぼ同時に行われるのでストレスなく使用することができます。家の中で複数台のPCを持っていてインターネットに常時接続された環境下ならばこのサービスを使えばLANにHDを継がなくてもそのかわりをしてくれます。あくまでも2Gまでですが。
マイクロソフトも同じようなサービスをしています。SkyDriveといいますが。内容的にはKDriveと同じようなものです。サービス容量は25Gまで無料で使えます。
ただし現在、ダイレクトにSkyDriveに保存できるソフトがOffice2010だけです。MSによると将来的には下位のバージョンのOfficeにも適用できるようにすると発表していますが、現在のところその機能を追加できる更新ソフトは発表されていません。
さてここからが本題です。
実はKDriveをインストールすると、Office2010からSkyDriveへ直接ファイルを保存することができなくなってしまいます。いくらSkyDriveへ保存しようと努力してもすべてPC本体のマイドキュメントへ保存する設定に代わってしまいます。
原因についてはわかりませんが、KDriveをインストール前後で表示されるダイヤログボックスの形がまるっきり違ったものになるので見た目ですぐにわかります。
キングソフト側はこのことを知っているのか知らないのかわかりませんが、明らかにマイクロソフトのサービスを妨害していることになります。しかし肝心のマイクロソフトがまだそのことに気づいていないのかもしれません。
遅かれ早かれ、何らかの事態が起こることは予想されます。キングソフト側が事態の改善をできなければマイクロソフト側から訴訟される可能性もあります。
当分どうなるのか見ていきたいような気がします。
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