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正月気分で円高に [出鱈目経済学]

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

日本は、正月気分で政府も日銀もお休みですが、世界は、特に欧米は2日から通常に戻ります。

2日午前3時現在、為替を見てみるとアメリカドルが1ドル76円台に、ヨーロッパユーロは一時的ですが98円台をマークしました。

投資家たちにとって日本が正月気分で休んでいる間に円買いに走る可能性があります。

特にヨーロッパの財政問題が抜本的に解決する見込みがたたない以上ユーロ安に歯止めがかかりにくい状態だと言えます。

4日以降野田政権がどのような対策を採るのか注意して見てみる必要性がありそうです。

野田政権というと消費税引き上げの話が出ていましたが、引き上げ分を社会保障に使うという話らしいですがその引き上げ分をどうして特別会計で管理しようとしないのかわかりません。現状では一般会計に繰り入れるという法案になっているようです。これでは本当に社会保障に使われるか疑問が残ります。

もし下手に財務省の思惑が国の歳入を増やすためだけに消費税を上げるならば将来的に円高要因になる可能性があります。

欧米各国は財務問題を解決する糸口をまだ見つけていないのに、日本だけが消費税増税によって財務問題を改善できる可能性がわずかですが出てくるからです。

つまりもし円高をこれ以上の円高を阻止する気が野田政権にあるのならば、最低でも消費税増税分は財政改善にはつながらない特別会計扱いにするべきです。最低でもそうしておかないと国外から見た場合、単純に財務改善策にしか見えないようなきがするからです。

日本の財務改善は確かに必要ですが、それは欧米の財務問題改善と同じ歩調をとる必要性があります。そうしないと単独で財務改善を推し進めると国債の高騰、それにつられて円高に振れる可能性があるからです。

野田政権にとって年頭から円高対策が必要となってくるわけですが、少々強引でも欧米に早急な財務改善を要求すべきです。もしできなければ相手方が文句を言ったとしても輸出奨励金を出すなどして強引に輸出量を増やすなどの対策をとらない限り円高対策にはならないような気がします。

野田政権、中ばっかり見ていると自分の政策に足を引っ張られますよ。たまには自分が一般的な欧米人として外から自分の政策を見てみるのも必要かもしれません。政策は中と外での評価が違えばそれなりのリスクを負うことになるからです。

正月早々、こんな話で申し訳ございませんがみなさんよいお正月をおすごしください。


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