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その昔、高野山駅へ行ってきました。 [旅行・観光・鉄道・バス]

今回は高野山を取り上げたいと思います。
もっとも私は南海電鉄高野線沿線に住んでいますから高野山へ行こうと思えばすぐにでもいけるのですが、何せ介護で手を取られている関係上高野山へ行くのも中々難しいのが現状です。

世界遺産に登録された高野山ですが、観光客はあまり増えていないのではないでしょうか。自動車やバスによる訪問者数はわかりませんが鉄道の方は間違いなく客数は減っています。
結果、一昔前までは大阪難波から高野山への直通列車はかなりの本数が設定されていましたが最近では特急を除くと直通列車の数は相当減り、一日数本になってしまいました。結局輸送量にあわせるためにそうなったのでしょうが、その結果、高野山へ行くには途中の駅で乗り換える頻度が高くなり待ち時間も長くなってしまいました。せめて休日など観光に適している日にはそれなりのダイヤが組まれてもいいのではないかと思うのですが中々難しいようです。

高野山2.jpg

高野山の観光シーズンは、春から秋にかけてということになると思います。
特に昔は林間学校と言えば大阪では高野山が定番で、書いている本人も林間学校で小学生の時、高野山へ訪れています。
高野山は、標高一千㍍近い山の盆地のようなところにあります。夏昼間相当暑くても日が落ちてしまえばかなり涼しくなります。多分山頂では夜間クーラーがなくても過ごせるのではないでしょうか。

しかし、私のお勧めのシーズンは写真でもお分かりのように真冬の高野山です。
高野山は、先にも書きましたが標高が一千㍍近くあります。真冬になると日中でも氷点下の真冬日になることもあります。そして写真の通り雪も積もります。一般的に紀州と言うと暖かいイメージがあると思いますが、山間部に入るとその逆で積雪が1㍍を超えるところもあります。
高野山でもかなりの雪が積もることもあります。戦前の南海電車のパンフレットに高野山でスキーをというのがありました。多分当時は今以上に寒くて雪がかなり積もっていたかもしれません。

 高野山3.jpg

冬場の高野山は日本人の観光客の姿をあまり見ることがないかわりに、外国人の姿を多数見ることができます。日本の神秘に触れるツアーで高野山に来ているのでしょう。奥の院の参道を歩いていると日本人以上によく見かけるようになります。

氷点下の高野山の山内を歩いているとどうしてもちかくなるものがあります。そうトイレです。実を言うと高野山のトイレの何ヶ所には冬場暖房が入っているところがあります。

用をたして暖をとる?

変な話ですがトイレで出すものを出して温もる、これが高野山での暖の取り方かもしれません。尚すべてのトイレに暖房が入っているワケではありませんので。

高野山1.jpg

高野山駅からは、南海バス専用道路がありますが、残念ながら人が歩いて通ることはできません。別にもう一本、車一台が通れるほどの道があります。この道は480号線に出て、高野山の本当の入り口大門に出ることができますが、一人歩きの方にはあまりお勧めできません。と言うのも冬場雪が積もれば足をとられる可能性があるのとそれ以外のシーズンの場合、ひょっとすると熊さんと御対面ということもあるかもしれません。実際大門そばには「熊注意」の看板が立っています。

ちなみに雪が積もった高野山の町を大門から眺めると広重が描いた浮世絵のような景色を見ることができます。

おまけに御正月、高野山に行くといくつかのお寺では拝観料無料で見学できたり、御屠蘇の接待をしてくれたり、振る舞い酒のサービスをしてくれるところもあります。

是非一度真冬の高野山に訪れてみるのもいいかもしれませんよう。ただし寒さ対策だけはしっかりとしてくださいね。

 

 

 

 

 


タグ: 高野山
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