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その昔、山口駅&湯田温泉駅へ行ってきました。 [旅行・観光・鉄道・バス]

話を始める前にちょっとだけ余談。
今回取り上げる山口駅&湯田温泉駅は、山口線にある駅です。
山口線は、その昔小郡駅と呼ばれた新山口駅と山陰本線との連絡駅である益田駅間93.9キロ非電化単線路線です。先にあげた山口駅、湯田温泉以外にも観光客に人気の津和野駅もあります。SL山口号が走る路線としても知られています。
一時期、私は出張でよく山口に行きましたが、山口線に乗るたびに次のようなことを考えていました。

「小郡駅(現:新山口駅)と宮野駅との間は、単線のままでも電化すべきではないだろうか」と。

宮野駅とは山口駅から津和野方面に二駅目にある駅です。駅近くには県立山口大学あります。そしてこの駅から1.6キロ程離れたところに雪舟ゆかりの常栄寺があります。
どうして私がこの区間(新山口-宮野)を電化したいかと言うと、ようは県庁所在地最寄の駅山口駅に行くのが不便だからです。いつも新山口駅で乗り換えさせられるのは不便極まりないと思うからです。もしこの区間の電化が完成すれば、徳山駅方面は無理としても下関方面、宇部新川駅方面(新山口駅の渡り線を改修する必要性があるとは思いますが)にそれぞれに直接乗り入れることが可能となります。特に宇部線沿線には山口宇部空港がありますから空港へのアクセス改善につながると思うのですが・・・・。

 

 さて余計な話はこれくらいにして本題へ

湯田温泉駅を降りるとでっかい白狐が迎えてくれます。初めて湯田温泉駅に降りたときはまだありませんでした。今日では足湯もあるとか聞きましたが昔は温泉を使った噴水(?)みたいなものがあっただけでした。ひょっとすると記憶違いかも知れませんが一時期湯田温泉駅は無人駅になっていたように思うのですが・・・。
湯田温泉駅から湯田温泉の中心地までは歩いて10分弱かかります。
私が湯田温泉に頻繁に通っていたのはおおよそ17年前くらいです。今はどうか知りませんが、その頃の湯田温泉は寂れていました。というのも当時の山口県の観光の中心は日本海側の津和野や萩などで観光客は湯田を素通りしてそちらの方へ直接バスなどで行ってしまうからです。土日でもそれほど湯田温泉に人はいませんでした。
宿泊客の減少は当然のごとく旅館の廃業や形態変化を起こします。私がよく泊まったビジネスホテル風ホテルは、旅館を建直してホテルにしたものでビジネスホテル風というのは素泊まりができるという意味です。風呂場はそんなに広くありませんし露天風呂もありません。基本的に24時間温泉に入ることができます。ただし真夜中は照明を消しているので、明かりを点けるために一々スイッチを押す必要性はありますが。
ここのホテルの人気はなんと言っても和食の朝食がおいしいことです。館内に和料理店を併設しているのでそこでいただくのですが、喫茶コーナーで洋食の朝食もあるのですが宿泊客のほぼ全員がここで食事をするほどです。朝食のおいしい宿泊施設はやはり人気があると言っていいのかもしれません。
夜の食事は、居酒屋、炉端、ラーメンそれに小料理屋さん等が店を開けているのでそんなに困ることはないと思いますが、昼間は逆にそれらの店は閉まっているので食事をするのに結構苦労しました。宿泊客を相手に商売しているのですから当たり前かもしれませんが。

最近と言ってもかなり前になりますが、日帰り温泉施設もできているので、そこで温泉に入った後食事ができるかもしれません。残念ながら私は利用したことがないので詳しいことはわかりませんが。

またまた余談になりますが、昔の湯田温泉は、とても賑やかだったそうです。かなり前にお亡くなりましたが山口での仕事先の知り合いの人に昔の湯田温泉について教えてもらったことがあります。
話によると、仕事が終わると湯田に繰り出して芸者をあげてどんちゃん騒ぎをして遊んだそうです。昔の湯田温泉は地元の色町としての機能もはたしていたそうです。でも歩いていると三味の音が聞こえてくる温泉街ってちょと魅力的とは思いませんか。失われた情緒ってもったいないような気がするのはわたしだけでしょうか。

さて、湯田温泉駅の次は山口駅へ行きます。
湯田温泉駅から山口線を一駅乗って山口駅に行くのもいいのですが、湯田温泉の中心地を国道21号線が通っていて、頻繁にバスが走っているのでバスを利用して山口駅や県庁へ行く方が便利でいいです。もっとも歩いて30分か40分くらいで米屋町の商店街に出ることができるので歩くのもひとつの方法かもしれません。
山口駅を出ると広い駅前広場がありますが、いかにも殺風景と言ったところであたりにはたいしたものは建っていません。別に山口駅が特別と言うわけではなくてJR(旧国鉄)駅ではよく見かける光景です。もし山口線がもっと県庁よりを通っていたならば、山口線の利用者層も変わっていたかもしれません。
山口駅から市内観光に出るには、レンタサイクルが一番便利です。
アーケードのある商店街までは約500㍍、、県庁まではおおよそ1.6㌔程の距離があります。
駅から一番近いのがザビエル記念聖堂。以前は木造の建物でしたが火事で消失し、新たに鉄筋コンクリートを使って建て直されましたが、すこぶる評判がよくない。建物自体のデザインはすばらしいのでしょうが、以前の記念聖堂を知っている者にとってはやはり違和感を覚えます。おまけになんとなく周辺とはマッチしていないような気がします。堂内にはパイプオルガンが設置されておりちょうど訪れた時、モーツァルトのレクイエムの稽古している人を見かけました。
山口市内観光でぜひとも訪れていただきたいのが瑠璃光寺というお寺です。
門をくぐると右側に池を配した庭園がありその奥に五重塔が建っています。初めて見た瞬間その美しさに感心してしまいました。瑠璃光寺の五重塔は国宝に指定されており、室町時代を代表する五重塔でもあります。兎に角、五重塔が自然に溶け込んで美しい姿を見せてくれます。おまけにこれだけ素晴らしい光景を見せてくれながら拝観料は無料。津和野や萩へ直接観光へ行く人もよって見学しても損はないと私は思います。本当は写真があれば掲載したいのですがその時はカメラを持っていませんでした。でもネット上のどっかのホームページ上に載っていそうですからそれを見てください。

瑠璃光寺以外にも初めに紹介した雪舟庭園で有名な常栄寺がありますが、残念ながらわたしはこの雪舟庭園を見ていません。多分その日は、何らかの理由でその日は拝観が中止になったと思います。

レンタサイクルで市内の川のそばを走っていると「ホタル」の文字を見つけました。ホタルの飛ぶ町って素敵だと思いませんか。

是非、一度山口へ
「おいでませ、山口へ」と


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