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忍者化した癌の恐怖 [医療・介護]

つい最近、私の姉が勤めていた会社の上司が急死したのでその御通夜に姉が行って聞いてきた話を書きます。

亡くなった上司の病名は肝臓癌、癌自体が直接的な死因ではなく、癌が原因で腹水が溜まり、その腹水が何らかの菌に感染してそれが原因で亡くなったそうです。

ところがこの肝臓癌、生前中はすべての検査を忍者のごとくすり抜けたそうです。
血液検査、エコー検査、レントゲンすべての検査をパスしてしまったそうです。

死んだ直後は、死亡原因は不明ということになっていたそうです。

亡くなった後、再度検査(多分、病理解剖)した結果肝臓に小さな癌が見つかったそうです。
そしてそれが原因で腹水が溜まったようです。

亡くなった御本人は、検査結果を聞いて安堵していたようですが、まさか忍者の癌が潜んでいようとは露ほどにも思わなかったことでしょう。

これ以外にも以前聞いた話によると、ある人が胃癌なったそうですが胃カメラで胃の中を見ても胃癌がひとつも見つかりませんでした。
ではどこに癌があったかというと、胃の外壁に癌があったそうで胃カメラでは発見できない種類の癌だったそうです。
我々自身、胃癌というとついつい胃の内壁で発病するものだと思いがちですが、外壁でも発病することを覚えておく必要があるかもしれません。

もっとも忍者の癌を見つけるのは用意ではありませんが・・。

一言、「コワー」


タグ: 忍者
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介護は疲れるけども・・・・ [医療・介護]

私の母親は、要介護4
寝たきりではありませんが一日中車椅子に座って過ごしています。
昼間は、他に家族がいるから何とかなりますが夜間はそういうわけにはいきません。
 夜中に何回かトイレをさせたり、痰が咽喉にたまるので吸引器で吸い取ったり、そのたびに何度も起きて世話をしています。日によっては、1時間おき、うまくすれば朝まで寝ていてくれて助かることもあります。
結局、気が付けばほとんど毎晩、酒を飲んで午後8時頃から一寝入りして夜中の12時ごろに起き出し、そしてそのまま朝の5時過ぎくらいまで起きている習慣が身に付きました。おかげで昼間ボーっとしています。

多分、私と同じような生活をしている人は結構多いだろうと思います。
人によっては昼間ヘルパーさんにお願いして面倒見てもらっている方や、ディサービスでうまく時間をつくっている方もいられると思います。
しかし悲しいかな看護師の資格をもっていないヘルパーさんは医療行為ができません。先にあげた痰の吸引は医療行為にあたるので看護師もしくは近親者(親・子供)にしかできません。施設にしても看護師や医師が常駐しているところに限られてしまいます。そうなるとヘルパーさんに面倒をみてもらうにしてもヘルパーさんに看護師の資格を持っていなければ結局はそのためにそばにいないといけなくなります。

現在、国会では、ヘルパーさんに一部の医療行為を認めようという審議がなされているようです。もしこの法案が通過すれば少しは身内の方も昼間外出したり休息を取る事ができるようになるかもしれません。早いことそうなればいいと思います。
現在のところ、夜間や深夜にヘルパーさんに依頼できるのは一部の地域に限られているようです。結局のところ夜間は身内に頼るしかありません。
介護は、365日24時間続きます。ですからどこかで手抜きをしないと体が持ちません。介護保険をうまく利用して体を休める方法を見つけることが大事になるかと思います。ケアマネージャーさんとよく相談すると意外といい方法を教えてくれるかもしれません。

前にも書きましたが、人口の伸び低さに対して世帯数だけは大きく伸びています。多分平均する一世帯あたり二人強くらいの家族構成になるかと思います。特に都市部の低さが最近では目立つようになってきています。老夫婦二人暮だけの世帯の数が増えてきているのも特徴のひとつかもしれません。
こういう世帯ではどちらか一方が倒れるとその相方が介護するということになります。特に男性が介護する場合、第三者(ヘルパーさんなど)を家に入れるのを嫌がる傾向があるみたいです。おまけに男性は年を取るほど頑固になりやすいですから尚更です。

色々と問題がある介護保険ではありますが、うまく利用することによって家族の負担を軽くすることも可能です。そのためにも広くアンテナを張ったり相談者を見つけておく必要性があることでしょう。
介護は疲れるけども・・・・、しかし疲れているわけにもいきませんから何とか工夫して楽する方法を見つけなくてはいけません。ひょっとすると体は年を取っても頭だけは現役のまま年を取るわけにはいかないようです。

最後に介護に従事している身内の方へ
どうか頑張ってそして適当に手抜きをしながら介護に疲れないようにしましょう。


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一人暮らし、あるいは二人暮らしの老人のためにITを [医療・介護]

半年ほど前の話ですが、私が住んでいる団地内で消防自動車のサイレンの音がしました。
「火事か」
と思い外に飛び出してみると消防自動車1台が別の棟の横に停まっていました。
どうやら火事ではなくホッとしましたが、後で話を聞いてみると事情は次のとおりでした。
消防自動車が停まった棟の一室におばあさんが一人で住んでいました。お子さんはいるのですが(何人いるかは知りませんが)結婚して、もしくは仕事で別に住んでいました。
当日、子供の一人が朝から電話をしても一向にそのおばあさんが電話に出ないものだから心配になり、そして消防自動車の登場となったワケです。しかし肝心のおばあさんは、朝か外出していただけの話で大事には至りませんでした。それも毎週決まった日に決まった所へ出かけていただけの話だったそうですから、子供はそのことをすっかり忘れて慌てて救急に電話したことになります。そそっかしいというか人騒がせな話ということになります。
しかし、こういう出来事は結構あちこちで起きているのではないでしょうか?
日本の人口は、この30年間に1.14倍しか人口が増えていないのに対して世帯数は約1.44倍増の大幅な伸びを示しています。人口がそんなに増えていないのに世帯数が増えるということは1世帯あたりの家族数が少なくなっていることを意味します。日本人の高齢化を考慮に入れると一人暮らし、あるいは二人暮らしのお年寄りの世帯が増えていると考えてもいいわけです。実際、私が住んでいる団地でもお年寄りの世帯が増えており、将来的には上記のような事件がまた起こるのではないかと想像できるワケです。

核家族化が進み、親と子が別々に住んでいる以上距離の壁を簡単に克服することはできません。そこでその壁を100㌫完璧とは言いませんがITである程度克服してみようというのが私の考えです。
昔に比べブロードバンドインターネットに常時接続していても月々の料金が安くなった現在これを使わない手はないと思います。
例えば、So-net ADSL 12M 限定プランでは回線使用料を含めてもおよそ2.100円で済みます。つまり親と子、両方の世帯に導入しても月々4.200円程度の費用で済むワケです。
別に両方にパソコンなどなくてもかまいません。webカメラとモニター、集音機能を持った電話機能、伝言板、ドアフォン機能程度あればいいのではないかと思います。

webカメラとモニター、集音機能を持った電話機能
つまりテレビ電話みたいなものです。webカメラは映す場所が固定されてしまうので、集音機能で仮に隣の部屋で助けを呼ぶ声があった時その音を拾って相手方に伝える役目をします。音量等も子供側から側もコントロールできるようにするといいかもしれません。
伝言板
一方が留守の時、メッセージを伝えるのに使います。直接ペン入力で行います。
ドアフォン機能
親と子を結ぶ回線は24時間つけっ放し状態になりますが、例えばケア・マネージャーや親のお友達が訪れた時にドアフォンで知らせる機能です。訪問してきた人を確認してからでます。モニターは、常に子供の家とつながっていることを前提としますのでモニターの半分、あるいは四分の一の大きさで会話をすることになります。もし必要ならば子供の方に誰が訪問したか知らせる機能があってもいいかもしれませんね。

利用者がお年寄りということも考えて使いやすくするということも考えておく必要があるでしょうし回線が切れたときの通知機能もいるかもしれませんね。あとは、機器のコストがどれだけ抑えられるかが問題になると思います。
阪神・淡路大震災の後、避難先の仮設住宅での老人の孤独死が問題になりましたが、この先同じ事が起きた時、孤独死を防ぐためにもITを活用するのがいいかもしれません。

100㌫距離の壁を取り除くことはさすがのIT技術でも無理だと思いますが、せめて60㌫、70㌫だけでも取り除けたらそれだけでも安心感につながると思うのですが。どうでしょうかねえ・・・・・・。

 おまけに1975年と2005年の国勢調査の数字を載せておきます。

日本の人口(千人) 世帯数(千世帯)
1975年 111.940 33.596
2005年 127.757 48.225
増減率 114.1㌫ 143.5㌫

国勢調査から

 


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VF検査を御存知ですか?・・・・高齢者の御家族をお持ちの方へ [医療・介護]

VF検査の正式名称は「ビデオ嚥下(えんげ)造影検査」といいます。嚥下とは飲み込みのことです。
VF検査とは、レントゲンを使って飲み込みがきっちりと出来ているかを調べる検査なのです。

首を横に切って見てみると、前に気管がありその後に食道があります。
普通人間は、口から食べ物を摂取して飲み込む時、気管の入り口に弁みたいなものがあってそれが気管の入り口を塞いで食べた物がきちんと食道にはいるような構造になっています。ところが何らかの原因でその弁みたいなものがちゃんと気管の入り口を塞がなくなることがあります。その結果気管に食べ物が入り込む誤嚥(ごえん)という症状が生まれます。そして特に高齢者にとってこの誤嚥はしばしば命取りになることがあるくらい危険なことなのです。

では、どうして弁が正常に動かなくなるのかには色々な原因があります。
例えば弁自体に障害がある場合、あるいは弁を動かすための周辺の筋肉の衰えもしくは異常がある場合、それ以外に神経の異常などが考えられます。

正常な人が、誤って気管に水などが入った場合、その異物を外に出すために咽(むせ)て咳き込み吐き出そうとします。結構これって苦しいですよねー。でも歳を取るなど何らかの理由でその力が弱くなり吐き出せなくなることがあります。そうなると体って良く出来たもので、入り込んだ異物を痰に包み込んで外に出そうとします。しかしそれでもだめな場合は異物が肺に達しそれが元で肺炎になり死に至る事があります。(誤嚥肺炎といいます。)
VF検査は患者の嚥下を調べて、もし異常がある場合はその症状にあわせた食事の仕方やリハビリの仕方などを指導するために行われます。
例えば、最近食事をするたびによく咽るようになったなどの症状がある人は是非この検査を受けることをお勧めします。早めに知っておくことで危険を回避することが可能だからです。もし異常があると判断された場合は肺のCT検査も同時に受けることもお勧めします。

しかしひとつだけ残念なことがあります。それはこのVF検査が出来る医療機関が全国的に少ないと言われていることです。将来的には増えていくと思われますが、当分の間は検査を受けるまで色々な手間が掛かるかもしれません。

食事は人間にとって基本的な行為です。美味しいものを食べた時の感動など忘れられませんよね。しかしそれによって命を失うことは避けなくてはいけません。もし可能性のある方は是非一度このVF検査を受けてみてください。最悪を避けるためにも。是非!

 


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